[ヘッドレスCMS Kuroco]とphpでwebサイトを制作する方法

CMS構築と言えば多くの場合WordPressで実装する事が多いですが、最近はヘッドレスCMSで実装するというプロジェクトが増えてきました。

ですが、まだまだヘッドレスCMSの実装方法や使い方をまとめた情報は少ないので、まとめてみました。

今回はヘッドレスCMSの中でもKurocoを使用してwebサイトを制作する方法について解説していきます。

ヘッドレスCMSはフロント部分を様々な言語で開発可能です。

最も相性のいい実装方法はJamstackですが、phpを使用して実装します。

筆者はこれまで3年ほどWordPress、たまにMTを使用してwebサイトのCMS構築を行ってきましたので特にphpの知見が多くあります。

私と同じような経歴の方は多いかともいます。その場合、Jamstackでサイトをこ構築するよりも使い慣れたアーキテクチャと言語で制作する方が学習コストが低いですのでphpを使用して制作する方法をまとめてみました。

WordPressと対比する形で説明する方が理解しやすいかと思いますので、「WordPressでいうと~」と比較しながら説明していきます。

多くの解説記事がJamstackでの実装でphpでの情報が少ないので書いておこうという狙いもあります。

目次

API中心設計のヘッドレスCMS、Kurocoとは

Kurocoとは株式会社ディバータから提供されているAIP中心設計のエンタープライズCMSです。

簡単に説明すると、API機能が充実している企業向けのCMSになります。

Kurocoでできること

ヘッドレスCMS全般になりますが、WordPressのような従来のCMSと異なり、データのやり取りをAPIで行うのでフロント部分の開発環境を選びません。

ですので拡張性がとても高く、webサイトに様々な外部ツールを連携させることが可能です。

例えば、WordPressですと、言語はphpに限られてしまいますが、Kurocoの場合はもちろんphpでも可能ですし、Java Script、Ruby、Unity、Go、iOS、Androidなど、APIを実行できるものなら何でも開発可能です。

さらに外部ツール、例えばセールスフォース、スプレッドシート、IOT端末に記事の内容を連携させるなども可能となってきます。

Kurocoの料金体系

料金体系は基本的に従量課金です。APIのリクエスト数や転送容量に対して使用した分だけ課金される形です。

毎月1,100円分までは無料で使用する事が可能です。

基本的に従量課金ですが、定額契約へ変更する事も可能なようです。

詳しい金額については時期にり計算方法が変わるかもしれないので、こちらでは述べず、公式サイトの料金表を確認していただければと思います。

Kuroco利用料金

制作するサイトの構成

今回制作するサイトのページ構成と機能を紹介します。

  • Topページ
  • カテゴリページ
  • 記事詳細ページ
  • 記事検索ページ

一般的なblogサイトを想定し、ページのテンプレートは上記3つとします。

それぞれの詳しい機能は以下です。

本当は実際のデモサイトを表示したいのですが、従量課金ということでアクセスが多くなるとその分お金を取られるので画像を載せる形で勘弁してください。

Topページ

すべての記事の一覧を表示します。

記事は10記事だけ表示し、残りはページネーションで次のページへとアクセスして表示する形にします。

メインビジュアルにはピックアップ記事をCMSから任意で選択し、記事を3つ表示する事ができるようにします。

Topページを制作する事で得られるスキル

  • 記事数を制限し、ページネーションで記事一覧を取得することができる
  • WordPressのカスタム投稿のような機能を使用し、任意のデータを取得する事ができる

カテゴリページ

カテゴリを3つ用意し、それぞれのカテゴリに属した記事を3件表示し、残りをページネーションで表示します。

カテゴリページを制作する事で得られるスキル

  • カテゴリで絞り込みを行う方法を学ぶことができる

記事詳細ページ

WordPressでいう詳細ページです。

記事本文を表示します。

サイドバーにはGoogleAnalyticsのPV数を元に人気記事を表示します。

本文の終わりにおすすめ記事を任意で3つ表示できるようにします。もし設定がなければ自動的に選定したおすすめ記事を3つ表示します。

おすすめ記事の仕様

同じカテゴリに属する記事をランダムに選択する

GoogleAnalyticsのPV数を元にアクセスランキングを実装する方法

詳細ページを制作する事で得られるスキル

  • 同じカテゴリに属する記事を取得する方法がわかる
  • ランキング機能の制作方法がわかる

phpとkurocoでwebサイトを制作するためのロードマップ

  1. カウントを制作(アカウント制作ページからアカウントを制作しましょう)
  2. とりあえずAPIを試してみる
    1. 記事の制作
    2. APIの制作
    3. index.phpから記事を取得して表示する
  3. カテゴリの制作
  4. 記事の投稿
  5. 記事一覧取得APIの制作
  6. 詳細記事取得APIの制作
  7. Topページの制作(カスタムフィールドでセット)
  8. カテゴリページの制作
  9. 詳細ページの制作(自動表示はTopページで使用するカスタムフィールドを使用し、設定がなければ自動取得)
  10. ランキングAPIの制作と表示
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この記事を書いた人

プログラムちょと書ける。
いまはバリ島でスクール作っている。
プログラムちょっとできる。

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